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第1回不法投棄・盗掘防止対策会議

第1回不法投棄・盗掘防止対策会議

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 【写真】ヨコ
不法投棄・希少動植物盗採の現状報告も=28日、徳之島署

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固有種の希少植物盗採現場のパトロールも(島南西部)

官民一体で情報共有・監視へ 徳之島地区

 【徳之島】奄美・琉球諸島の世界自然遺産登録に向け、警察当局や行政・民間団体などが連携した第1回「徳之島不法投棄・希少動植物盗掘防止対策会議」が28日、徳之島署であった。自然遺産登録以前の問題でもあるこれら違法行為防止への意識啓発や監視に、官民一体で情報を交換・共有して強化することを確認。不法投棄や希少植物の盗採現場などの合同パトロールも実施した。

 国立公園化と世界自然遺産登録への取り組みが加速する中、徳之島地区では森林や河川近くなどへのゴミの不法投棄や、固有種を含む絶滅危惧種の希少植物などの盗採が続いていることを憂慮。同会議は徳之島防犯協会を主体に徳之島署(薗田博紀署長)が主催。環境省や森林管理署・県・3町行政代表、NPО法人徳之島虹の会メンバーなど関係者約40人が出席した。

 薗田署長は「国立公園化や3年後の世界自然登録を目指し、不法投棄や盗掘(盗採)、ノイヌ・ノネコ問題など課題がある。不法投棄も同じ場所に捨てられているのが現状。われわれ警察は住民や行政と情報を共有して、悪質事案には厳しく対処したい」と官民一体の連携を求めた。

 3町行政の各代表が不法投棄ゴミの回収に多額を費やしている現状を報告。啓発・未然防止には「きれいにした場所に再び古タイヤなどが捨てられ、啓発に一番苦労している。警察当局との密接な連携が必要」「海岸や渓谷など回収が困難なところもあり、早期発見による未然防止への協力態勢が不可欠」。森林管理署側も「国有林はゴミ捨て場状態になっており、モラルの啓発が必要」と指摘した。

 アマミノクロウサギなど希少動物保護へ同ノネコ対策などに取り組む奄美野生生物保護センターの石川拓哉自然保護官は「不法投棄や盗採などは法に触れる行為であり、世界自然遺産登録以前の問題。こういう場(対策会議)ができたことは心強い。普及啓発へのPRやパトロール強化が進めていけたらと思う」と期待を寄せた。

 徳之島虹の会の美延睦美理事が「徳之島の現状と課題」と題して不法投棄や希少植物盗採の実態、ノネコに襲われたクロウサギや交通事故死の現状なども記録写真を交えて報告。個人や組織が出来ることから始め「地球の未来のために自然を守っていこう」とアピールした。

 意見交換では「不法投棄多発地への監視カメラ設置」検討や、「登録されたら『海・山は立ち入り規制なる』など不安の声もあり、住民への説明会で(理解の)底辺拡大を」との意見もあった。

 室内協議後は3カ町別の3班に分かれ、不法投棄現場や希少植物の盗採現場などを巡視した。虹の会の松田清蔵理事長は「登録まであと3年。不法投棄は希少動植物の上にゴミを捨てているのと同じで、官民一体の取り組みは大きな一歩でありうれしい」。徳之島防犯協会の幸野善治事務局長は「年に1、2回計画したい」と話した。

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