「ウケユリ」開花
2013.06.29
カテゴリ:西 康範
「ウケユリ」開花
奄美の固有種・ウケユリ(29日、西康範さん撮影)
鮮やかな白い花びら
奄美の固有種で環境省のレッドデータブックで絶滅危惧ⅠA類に指定されるウケユリ=ユリ科=が奄美大島南部の山中で開花している。
奄美の希少植物などを紹介した「奄美の絶滅危惧植物」(山下弘さん著)によると、花期は主に6月。茎は高さ1~1・5㍍。奄美大島南部や加計呂麻島、請島、与路島、徳之島で自生が確認されている。
瀬戸内町の請島で多く見られたことからその名が付いた。自生地に密生し、香り高く、その希少性から「幻の花」とも呼ばれている。
写真は、奄美大島の写真家・西康範さんの撮影。山中、高い斜面の日当たりの良い場所で大きく鮮やかな白い花びらを発見し、撮影したという。