奄美新聞社ホームページ

「異次元の振興策」意欲

「異次元の振興策」意欲

画像の説明
地元要望や各省庁の予算反映に向けた検討状況などの聞き取りを行った自民党奄振委員会

自民党奄振委

奄振予算概算要求 地元・省庁に聞き取り

 【東京】自民党政務調査会奄美振興特別委員会(保岡興治委員長、徳田毅事務局長)は30日午前、党本部で会合を開き、来年度奄振関係予算概算要求に向け奄美から地元首長らの要望聴取や、その要望内容に関連する施策について、関係省庁から現状の検討状況などの聞き取りを実施した。今回の地元要望には、奄振予算の内容を一部組替えることで実現可能となる「奄美群島成長戦略推進交付金(仮称)」創設を求めるなど、新たな奄振に向けた予算の考え方が示されており、これらを保岡委員長は「異次元の振興策」と表現。今後予想される財務省との厳しい折衝に、地元とともに、強く後押しする考えを示した。

 委員会には、委員となっている自民党の衆参両議員や、奄美から各首長をはじめとする関係者、奄振関係省庁の担当者などが参加した。

 今回の地元からの主な要望は、奄美群島広域事務組合管理者の朝山毅奄美市長、奄美群島市町村長会長の大久保明伊仙町長が説明。
航路航空路運賃低減、農水産物輸送コスト軽減、平張施設等の設置などの園芸振興対策、ガソリン流通コスト支援、上水道水質改善、奄美ナンバー、TPP協定への対応などについて、奄美の振興発展に必要な項目を示した。

 要望の冒頭には、奄振予算の公共・非公共予算を合わせた一定総額を維持しつつ、事業完了などで自然減となる公共予算を非公共予算にシフト。それを新たな交付金とし、その交付金の中で航路・航空運賃の低減や農水産物輸送コスト軽減等、条件不利性の改善のための事業を創設することなどを求めている。

 こうした内容を踏まえて、保岡委員長はあいさつで沖縄との均衡ある発展に触れ「沖縄の優遇策は結構だが、奄美も同じように国策で補填をしないと色々な産業をダメにする。要するに条件不利地域の不利条件を国できっちり是正していくこと。これは格差是正の本質に係わる」と、これからの予算折衝への取り組みに強い姿勢を示した。

 地元要望をどのように予算に盛り込んでいくかなどついて、現在の検討状況が関係省庁担当者から説明されたが、沖縄などと比較した具体的な数字や踏み込んだ検討の経緯が示されないことから、徳田事務局長や各委員からは厳しい意見が続出。大久保伊仙町長、平安正盛知名町長からは、琉球石灰岩でできた地質のためにカルシウム硬度が高い上水道について「住民はほとんど水道水を飲まない状況。現場に来てもらいたい」「上水道事業の補助率を上げてもらわないと、とても運営できない状況になっている」など、地元の厳しい現状を訴え、予算への反映を求めた。

 保岡委員長は今回の要望実現には「大きな壁を感じている」と語ったが、「共通認識をもって当たり、概算要求の折衝に対応できるように」と呼びかけ、予算反映に向けた取り組みに尽力する考えを示した。

コメント



認証コード5122

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by Quick Homepage Maker 4.91
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional