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7月は記録的干ばつに

7月は記録的干ばつに

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奄美地方 名瀬など5地点、降水量ゼロ

全地点で過去最低更新 太平洋高気圧が影響

 奄美地方は7月、記録的な干ばつに見舞われた。気象庁のホームページによると、名瀬、笠利、喜界、天城、伊仙の5地点で降水量0㍉を記録。統計が始まった1976年以降、同地点に古仁屋を加えた6地点で、1カ月間降水量の過去最低を更新した。また7月の降水量も全8地点で過去最低を更新する結果となった。

 奄美地方は例年、6月下旬に梅雨明けすることが多く、7月の降水量は1年間でも少ない部類に入る。7月の平均降水量は、名瀬202・4㍉、笠利160・8㍉、古仁屋155・7㍉、喜界125・9㍉、伊仙140・0㍉、天城101・9㍉、沖永良部118・3㍉、与論128・7㍉となっている。

 少雨について名瀬測候所は、「梅雨明け前後から太平洋高気圧が張り出したまま勢力が衰えず、結果として降雨が少なかった」と分析。群島内で降水が観測されたのは、17日に与論で2・0㍉、22日に古仁屋で1・5㍉、23日に沖永良部で1・0㍉と、3地点で3日間のみ。残る5地点では6月27、28日を最後に降雨が観測されていない。

 群島の8地点では1985年9月に与論で0㍉を観測していたが、今月は名瀬など5地点で初めて0㍉を記録。過去の7月の月間最低降水量は、喜界で1・0㍉(95年)、与論で9・0㍉(90年)などだった。名瀬、笠利、伊仙の3地点では、大干ばつだった2006年にそれぞれ32・5㍉、11・0㍉、22・0㍉の最低記録を観測していたが、今回は全8地点で月間降水量の最低を更新した。

 晴天が続いたことで日照時間が増加しており、名瀬、沖永良部では約50時間増加した。スプリンクラーのない各地のほ場では、少雨でひび割れなどの影響が出ており、サトウキビなど農作物かん水用の農業用水については対策本部を設置するなど対応が始まっている。各自治体の担当者によると、飲料水については地下水を利用(与論・沖永良部)するなど、ただちに影響はないという。

 8月以降について同測候所は「継続して太平洋高気圧の勢力が衰えず、中旬ごろまではまとまった雨は期待できない」としている。

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