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ふるさとへの思いに歴史

ふるさとへの思いに歴史

「望郷の碑」を寄贈した勇さん、「望郷無尽」の作者・田中達三さん
雄大な大島海峡を描いた「望郷の碑」を寄贈した勇さん(右)。同時に、絵とシンクロする詩「望郷無尽」の作者・田中達三さん(左)を紹介し、島への思いを伝えた。

あいさつする山下会長
「今後も末永いお付き合いを」。会の90周年の節目にあいさつする山下会長

創立90周年盛大に祝う

東京瀬戸内会 書家・勇さん大作「望郷の碑」寄贈

 【東京】東京瀬戸内会(山下良光会長)は27日、創立90周年となる総会・懇親会を開催した。会場には約300人が来場。管鈍出身の書家・勇博道(南雲)さんが90周年を記念して大島海峡を描いた大作「望郷の碑」の寄贈や、古仁屋高校の現状紹介、島唄・黒糖焼酎を楽しむ懇親会などを通し、改めて故郷への思いを一つにしていた。

 総会に先立ち行われたのは、勇さんから贈られた絵画「望郷の碑」の除幕式。加計呂麻島まで見渡せる高知山からの大島海峡を描いた縦160㌢、横7㍍の大作で、「ふるさとは遠きにありて想うもの」「結の島」など思いを込めた文字もしたためられたもの。同会顧問で瀬相出身の田中達三さんが、尽きることのない故郷への思いをこめて作った詩「望郷無尽」に感銘をうけ、「絵と詩がマッチするのでは」と詩も紹介。勇さんは「(絵を見て)故郷を思い出してもらえたら」と語り、90周年を祝った。

 総会では山下会長が盛大に90周年を催す事ができることに、先人が築いてきた歴史と会を支える多くの人に謝意を述べ、「瀬戸内町と連携を深め、東京瀬戸内会が永遠に継続されることを祈念します」などとあいさつ。来賓代表あいさつには、房克臣瀬戸内町長、安和弘同町議会議長、鎮西裕幸関西瀬戸内会会長、英辰次郎東京奄美会会長が登壇した。

 そのうち房町長は、同会90周年に対して祝辞を述べ、最近の町の様子を報告。網野子トンネルが今年度中に供用開始となることや、町の自然や伝統文化など島の魅力を全国に発信することに努めること、世界自然遺産登録に向けた準備、陸上自衛隊誘致により大規模災害などの体制整備と町の振興・発展・経済の活性化向上が期待されるなどとし、今後も町の発展への支援・協力を呼びかけた。

 また、「まちおこし」として、古仁屋高校の佐久間健士校長、鎌田愛人PTA会長らが、古仁屋高校の現状を報告。スライドで古仁屋高校の生徒たちが部活動等で頑張る姿を紹介したほか、生徒数減少が続き将来閉校につながる懸念から昨年度より実施している、ふるさと留学制度をPR。「人情味あふれる自然豊かな瀬戸内町での高校生活について、ご子弟、知り合いに声掛けを」と呼びかけた。

 また歌手・久永美智子さんが奄美歌謡、新民謡のミニコンサート。懇親会前の会場を華やかに盛り上げた。

 懇親会では、島唄や歌謡、フラメンコのほか、方言ラジオ体操(瀬戸内バージョン)、久永さとみさんの歌謡などが次々と披露され、黒糖焼酎片手に会場は島に帰ったような雰囲気に。最後は全員参加の六調。賑々しいリズムに笑顔が弾け、来年の再会を誓いあった。

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