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休校危ぶみながら一体化

休校危ぶみながら一体化

薩川運動会
初の小、中合同のエイサーを披露する児童生徒

薩川小中の運動会

初めて合同でエイサー

 瀬戸内町加計呂麻島の薩川小、中(児童6人、生徒3人)の第32回「合同大運動会」が28日、同中であった。来春、3年生2人が卒業し、2年生1人も進級に伴い町内の中学に転校する可能性がある同中。休校が危ぶまれ最後の運動会になるこが懸念されるなか、最後になるおそれのある大会を有終の美で飾ろうと、児童生徒と地域住民、教職員などは一体となって、大会を盛大に盛り上げた。

 同島は過疎化、少子高齢化の影響で、島内の全小、中学校が小規模校。どの学校も児童、生徒が少数なことから運動会の開催には苦慮している。同小、中は8月から保護者らが大会の準備をしたという。

 この日、地域住民は地区ごとに大別した3チーム、児童生徒は紅白に分かれて競技した。好天の下、海沿いにある同中にさわやかな潮風が吹きつけるなか、地域住民らは児童生徒に負けない元気でエネルギッシュに種目をこなし、児童生徒もその様子を楽しんでいた。

 児童生徒は伝統の一輪車での演技や、エイサーを披露。一輪車では横一列に並んで手をつなぐ技を見せ、拍手を浴びた。エイサーは毎年小、中別々で行われていたが、今年は児童生徒数減などの影響もあって初めて小、中合同で披露。衣装を身にまとい、チヂン(太鼓)を叩きながら勇壮に舞い、応援席を魅了した。

 同中の谷山幸広校長は休校の可能性について触れ、「校区の人たちは大会を一番楽しみにしている。例年どおり地域の方たちと一緒に続けていけたら」と話した。来年も続けていく意向で今回、大会運営に取り組んだという。

 中学生3人は最後の運動会になる可能性については神妙な面持ちを見せた。3年生の橋口愛海さんは「毎年小、中合同で運動会ができないのは悲しい」と話していた。だが3人はその一方で今回小、中合同でエイサーができたことについては、「一緒にやれて団結力が強くなった」(中2、小田純菜さん)、「小さい頃からやってきて一緒にできてよかった」(3年、須田来夢さん)と話すなどし、満足そうな表情を浮かべていた。

 学区内で最も大きい芝集落の橋口満廣区長(58)は「中学生がリーダー役を務める集落の伝統行事もあるので、中学生がいなくなるのは困る。学校行事も寂しくなる」と悲しんでいた。

 約4時間半、29プログラムにわたった今大会は瀬武、久慈、阿多地の3集落でつくる「連合」チームと赤組が勝利した。

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