奄美新聞社ホームページ

「妖怪」テーマに龍郷町・博物学士

「妖怪」テーマに龍郷町・博物学士

子ども博士妖怪こうざ
関係者が不思議な体験をしたという場所を巡り、妖怪に迫った

恐れ恥じず、自然に感謝して

町内巡りケンムンなどに迫る

 2015年度龍郷町「第3回子ども博物学士講座」が29日、役場などで行われ、小中学生と保護者ら約80人が参加した。座学で奄美各地の様々な妖怪について学んだ後、ケンムンに因るものとされ、関係者が不思議な体験をしたという町内数カ所の現場を巡り、その実態に迫った。

 同町地域ぐるみ青少年育成事業の一環で今回が3度目。同講座で妖怪を取り上げたのは初めてという。講師は瀬戸内町立図書館学芸員の町健次郎さんが務めた。

 町さんはスライドでイラストを映しながら、奄美各地で存在すると伝えられている妖怪を紹介。沖永良部「ヒーヌムン」、徳之島「ユワトシガミ」などの特徴、遭遇した時の対応などを説明すると、児童生徒らは、恐怖を感じながらも真剣な様子で話に耳を傾けていた。

 ある関係者からは「ケンムン」の行いではないかとされる不思議な体験談が語られた。①サトウキビの作業中に目に葉っぱが入り、その後涙が止まらない状態になったが、事情に詳しい人の言葉で治った②農業の作業中に独特の匂いがしてきた―など事例を紹介。また、海、山、川に出かけた時に▽大声で話をしない▽名前で呼ばない▽外で「ケンムン」の話をしない▽口笛、鼻歌を行わない―など注意があり、実際に不思議な体験をした箇所を巡った。

 自由研究の作成のために参加した中田遥人君(龍郷小6年)は、「ケンムンは優しそうなイメージを持っていた。確かに出て来そうな感じはしたが、見られなくて残念。身を守るための話も聞けて良かった」と感想を話した。

 講師の町さんは「恐れることは、自然な感情で恥ずかしがることはない。自然への感謝の気持ちも忘れないでほしい」と語った。

コメント



認証コード8582

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by Quick Homepage Maker 4.91
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional