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伊仙町の婚礼儀式再現

伊仙町の婚礼儀式再現

昔の婚礼儀礼「水ヨロイ」
徳之島古来の婚礼儀式「水ヨロイ」で契りを交わす川北誠希さん夫妻=28日、伊仙町阿権の民宿

「砥石クマシ」の儀式
「砥石クマシ(踏ませ)」の儀式も

「温かい人間本来の姿が」

神奈川の新婚カップル

 【徳之島】神奈川県から徳之島に初来島した新婚カップルが28日夕、伊仙町阿権の民宿で、同町内の嫁迎え婚礼儀式「砥石(とぅし)クマシ」や「水(むじぃ)ヨロイ」などを再現した結婚祝宴を開いた。昨年11月に初来島した新郎母親の「島には人間本来の姿が残っていた。島の伝統にのっとって…」の熱い思いで実現。住民代表たちもわが事のように盛大に祝福した。

 2人は今年4月に挙式した川崎市在住の会社員川北誠希=もとき=さん(39)=同市出身=と香さん(30)=新潟県出身=。初来島の同日夕、阿権の「あごん茶屋 寄る辺」(民泊 幸ちゃんの家)で新郎両親の川北敏章さん(71)幸子さん(73)=同市=ら家族や鹿児島市出身の幸子さんの親族、住民代表など関係者約25人が参加してあった。

 きっかけは、母・幸子さんの東京都内高校勤務時代の教え子で天城町に嫁いだ松村美雪さん(31)=都内出身=と健さん(30)=同町出身=の結婚披露宴招待での初来島。観光も兼ねて夫婦で気ままに9日間滞在したが「見ず知らずの人たちを温かく迎えてくれる人々の心に感動。2番目は風景や自然」。日本舞踊や茶道をたしなみ古典的伝統を重んじる価値観もあり、「ここには人間本来の姿が残っている。息子に『昔の伝統にのっとって島で結婚式を』と話したらぱあっとのってきた」と幸子さん。

 祝宴に先立った「砥石クマシ」では、香さんが同民宿経営の竹田初枝さん(58)も35年前に使ったという砥石を踏んで、誠希さんのエスコートで座敷へ。そして初枝さんの両親の平山良文さん(84)・長子さん(82)夫妻の媒酌で「水ヨロイ」の杯を交わし合った。

 ちなみに砥石は方言で「とぅし」、発音的には「歳」とも共通し「歳を重ねながら嫁ぎ先に磨いてもらう」。水ヨロイ(寄り合う)は両家一族が見守る中で契りを交わす、現代の三々九度の意味合いもあったとも。料理も、昔ながら高膳組みで焼酎などを酌み交わしながら祝宴。

 庭先では天城町の森田はづき・宮村ゆうかさんら青少年唄者のライブや、阿権小児童たちの伝統芸能「稲すり節」でも盛り上げた。

 誠希・香さん夫妻は「島の人たちの温かさにとても癒された。新郎新婦の事を知らなかったのに、温かく迎えて盛り上げていただき感謝。今度は私たちで母の喜寿祝いをここで企画したい」と満足そうに話した。

コメント

  • おめでたい日

    心よりおめでとうございます!!




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